【完全版】DTMや音響が学べる音楽大学・コースの紹介〈オンラインレッスン受付中〉

こんにちは♪音大受験アカデミー代表の矢野葵です。

今日は、近年増加している、DTM(コンピュータ音楽)や音響を学ぶことができる音楽大学・コースについてご紹介します!

最後には入試についても触れています。最近は専攻実技試験のない入試も増えているので、「音大はちょっとハードルが高い…」という人こそ、ぜひ読んでみてください。


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はじめに・「新設コース」について

 「音大」と聞くと、多くの人は、ピアノ、ヴァイオリン、声楽、作曲、、、といった専攻を思い浮かべるでしょう。ですが近年は、音大にもどんどん新しいコースができるようになってきました。その中でも特に多いのが、コンピュータ音楽、ポップス、DTM、音響、電子音楽、メディアアート、、、といった、新しい技術を使って創作・表現をするコースや、ポップスなどの商業音楽に対応したコースです。

 この記事を執筆している、音大受験アカデミー代表・矢野は、このようなコースを「新設コース」と名付け、2020年から専門的に受験指導を行ってきました。それぞれの大学・コースの雰囲気の違いや、入試の特徴に関しても詳しく、またこれまでのたくさんの合格者の情報もありますので、新設コース対策に関する情報・指導法はおそらく日本一だと思っています!(笑)

また、これらの新設コースは、入試にも特徴があります。最大の特徴は、「専攻実技試験がない」こと、そして面接重視だということです。もちろん、大学により細かい試験内容や合格基準、求められるキャラクターは全く違います。ですが決められた楽器で、決められた課題曲を演奏するような試験は新設コースで聞いたことがありませんし、どこも必ず「面接」「口頭試問」「自己アピール」といった試験科目が設けられています。つまり、新設コースの入試では、受験生の経歴やスキルではなく、キャラクターや考え、ポテンシャルを重視しているところが多いのです。よく受験生や保護者様からは、「音大というと、3歳からピアノを習っているような人が行くところだと思っていました。」「周りの親族に芸術家は一人もいませんがそんな人でも目指せますか?」という相談を受けます。ですがそんな人こそ、音楽の道・大学進学の両方を目指す選択肢として、新設コースはお勧めです!

 さて、このような分野は、わざわざ音大に行かなくても、音楽の専門学校で学んだり、独学で趣味として続けたりすることもできます。

ですが、

・音楽に関する知識や考え方を身に付けたい!

・いろんな専攻の学生と関わりたい!

・自分の活動について、学問の視点から考えたい!

・芸術作品としてのコンピュータ音楽に興味がある!

・音楽の道は諦めたくないけど、大学は卒業しておきたい!

どれかひとつでも当てはまる人は、音楽大学での学びを視野に入れてもいいと思います♪

DTMや音響が学べる大学・コース一覧

それでは早速、大学・コースについてご紹介します。

※ あくまでも、昨年までの情報や筆者の知識をもとに記載しています。正い最新情報は必ず学科のHPや入試サイト、最新の募集要項などをご確認ください。
※ 入試難易度は、倍率に加え、入試科目の種類や受験ハードルなどを総合的に判断し、筆者の見解で記しています。難易度は受験する入試方式によってもかなり変わります。

① 私立音大

♪ 国立音楽大学 演奏・創作学科 コンピュータ音楽専修 入試難易度:★★★

→有名私立音大で、コンピュータ音楽といえば、ここ!
DTM、録音、プログラミングをしっかり学ぶことができ、さらにインスタレーション作品の制作など、比較的幅広く創作活動できるようです。

♪ 東京音楽大学 作曲ミュージック・メディアコース 入試難易度:★★

→2021年度に新設されたコースです。商業音楽分野の作編曲やCD制作などをしっかり学べます!ポピュラー音楽の作曲をしっかり学びたいという人に、おすすめです。

東京音楽大学 ミュージックビジネス・テクノロジー専攻 入試難易度:★

→2024年新設!「音楽×ICT」をテーマに、音楽理論、楽曲制作、レコーディング、プログラミングなどの幅広い技術を学ぶことができます。

桐朋大学音楽学部作曲専攻〈編作芸術〉

→2025年リニューアル!「作曲技法」と「サウンドデザイン」を中心に、レコーディング、コンピュータ・ミュージック、ジャズ・ポップス理論など、幅広い領域を学ぶことが出来ます。東京藝術大学音楽環境創造科を定年退職されたレジェンド教員の西岡先生(作曲)・亀川先生(音響)が特任教授として在籍しています。

♪ 武蔵野音楽大学 作曲コース 入試難易度:★★

→「作曲コース」ですが、クラシックだけでなく、ポピュラーやジャズ、DTMなど、「芸術音楽」と「商業音楽」の両方を学ぶことができるのが特徴です。

♪ 昭和音楽大学 作曲・音楽デザインコース 入試難易度:★★

→こちらも、音楽理論だけでなく、コンピュータ音楽や、映像制作についても学べるようです。

♪ 洗足学園音楽大学 音楽・音響デザインコース 入試難易度:★★★

→コンピュータ音楽というよりは音響エンジニア系のイメージですが、作曲、DTM、プログラミングなどの授業もあるようです!洗足音大の中ではとても人気のコースで、比較的倍率も高いようです。

♪ 洗足学園音楽大学 音楽環境創造コース 入試難易度:★

→主に音響 / 照明 / 製作から選択し、舞台スタッフ系の技術を習得できます。幅広く、複数のことに取り組んでみたい人におすすめです。


私立音大選びのポイント
もちろん、キャンパスまでの距離や知名度なども考慮すると思いますが、、、私が気をつけてほしいなと思うポイントは、大学で「何が学べるのか」です。一見似たような大学であっても、扱える作品形態や音楽ジャンルの雰囲気、創作活動ができるか、研究ができるか、など、、、かなり違うので、注意しましょう!入試でも、面接試験で相性が見られることが多いので、「そういうのはウチではできません」と言われてしまわ内容に、理解しておくことが大事です。
一つの指標として、「芸術音楽か商業音楽か」という軸で、自分がやりたいのはどちらに当てはまるのか考えてみるのがおすすめです。例えば、洗足音大や東京音大は、近年になってポップス、ロック、ボカロ、、、といった商業音楽(言い方を変えると、大衆音楽、ポピュラー音楽、いま流行りの音楽)もウェルカムな雰囲気です。一方で、国立音大音楽デザイン(旧コンピュータ音楽)専修は、ただ「DTMで流行りの曲が作りたい」だけだと志望理由として物足りない感じがしますし、桐朋音大はさらに(東京藝大ほどではありませんが)、「芸術寄り」や「研究寄り」な雰囲気なのではないかと推測しています。
また、私立音大の傾向として、「夏頃の総合型選抜で第一志望の受験生をたくさん合格させる」という風潮があり、2月頃の一般入試では倍率が一気に跳ね上がるところも多いです。第一志望校は早めに決めておき、オープンキャンパスや入試準備講習会などのイベントにも積極的に参加しましょう。


② 芸術大学(国公立 / 私立)

♪ 東京藝術大学 音楽環境創造科 入試難易度:★★★★★★★

→日本唯一の国立の音大、そして日本最高峰の芸術大学と呼ばれる東京藝大にも、コンピュータ音楽や音響を学べる専攻があります!ただし、メディアアート、サウンドアート、インスタレーション、音響作品、、、など、「芸術」作品としての側面が強く、またアカデミックな研究を重視している雰囲気です。なので、「DTMが学べる!」「音響エンジニアになれる!」と思っていると、イメージと違うかもしれません。入試難易度はかなり高く、共通テストではかなりの高得点(85%程度)が必要です。

《入試科目》共通テスト3科目 / 音楽筆記試験(楽典、音楽史、音響学、美術史など) / 小論文 / 表現(5分間の自己アピール) / 面接

♪ 京都市立芸術大学 音楽学専攻 入試難易度:★★★

→「音楽学」という名前ですから東京芸大でいう「楽理科」のようなイメージですが、実は音楽心理や音響に関することまで幅広いテーマで自由に研究することができます。入試科目もプレゼン、面接がメインなので、「新設コース」の雰囲気とかなり近いです。また後期試験の時期(3月)の入試しかないため、他の大学との併願もしやすいのが特徴です。

《入試科目》共通テスト3科目 / 英語(大学で行われる試験。小論文のような執筆課題があり特徴的) / 事前提出物(2000字の研究レポート)、口頭試問(プレゼンテーション&質疑応答)

♪ 大阪芸術大学音楽学科 音楽・音響デザインコース 入試難易度:★★★

→ レコーディング、音響工学、効果音、サウンドデザイン、作編曲などが学べます。ゲームプロデューサー、フォーリーアーティスト、サウンドアーティストなど多彩な講師陣も魅力的です。

《入試科目》小論文・楽典・面接(一般選抜の場合)  * 模擬授業・面談のみの総合型選抜がおすすめ


芸術大学について

国公立の芸大と私立音大の違いでいうと、やはり共通テスト試験が必要なことでしょう。音楽経験や志望理由などのアピール・考え方に加えて、英語・国語などの学科の学力も必要になります。特に東京藝術大学音楽環境創造科はボーダーラインがかなり高いです。音楽高校出身の学生はかなり稀で、東大・早慶を目指すような進学校出身の学生の方が多い印象です。大阪芸術大学は私立大学で、総合型入試も行なっています。私立音大と同じく一般選抜だと倍率が高くなる傾向にありますので早めの時期から準備することをおすすめします。


③ 総合大学

♪ 日本大学芸術学部音楽学科情報音楽コース 入試難易度:★★★★★

通称「日芸」の超人気コースです。音響信号処理やプログラミングの学習、DTM、メディアアート制作など。ここ数年は、どんどん商業音楽寄りになってきており、アーティスト志望の学生も多いイメージです。様々な専攻の学生との交流や、豊富な作品発表の機会が魅力です!倍率は6〜10倍とトップレベルに高く、総合型選抜でも難関です。

♪ 九州大学芸術工学部音響設計学科 入試難易度:★★★★

→音響設計や研究ができる理系学科!学生の受賞や学会発表も多く、音響分野で有名です。

♪ フェリス女学院大学グローバル教養学部音楽身体表現専攻 入試難易度:★

→学生一人ひとりが全く違うことを学んでいるような、かなり自由度の高い学科です。旧音楽学部なので、設備や実践的な学びの機会も豊富です。共通テスト利用3科目のみでも入れるので、国公立大学の併願にもおすすめです。  


いかがでしょうか?意外とたくさんの音大で、DTMやコンピュータ音楽系のコースがありますよね。
気になるところがあったら、ぜひコースの公式サイトなどをチェックしてみてくださいね♪

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音大受験アカデミーでは、音大受験のためのオンラインレッスンを行っており、今回紹介したような新設コースの対策は、特に得意としております。

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* 東京藝術大学音楽環境創造科 / 日本大学藝術学部情報音楽コースの2つのみ、専門のレッスンをご用意しております。詳しくは有料初回相談会にてお話ししています。
*志望校や担当講師によっては、生徒数が定員の場合もございますので、ご了承ください。

執筆:矢野葵(音大受験アカデミー代表)

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