2025年度入試で2名合格しました!(合格率100%)
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みなさんこんにちは!音大受験アカデミー講師の道城翔映です♪
この記事では、国立音楽大の人気コース、音楽デザイン専修(旧コンピューター音楽専修)の入試について、入試科目や対策方法などを徹底解説します!
入試では何が見られているのか、どんな人が合格するのか、必要な準備など、これまでの音大受験アカデミーでの合格例・指導歴を通してわかったことをお伝えします。
1. 音楽デザイン専修って、どんなコース?
音楽デザイン専修(旧コンピュータ音楽専修)とは、
コンピュータと音響、創作を一体として学び、広く音の世界に応用してゆける、広義の「音楽家」を育成することを目指したコースです。
作曲やDTM、音響といった音・音楽の学習を軸としながらも、学生個々の興味に合わせて映像やパフォーマンス、プログラミング、インタラクティブメディアなど、最新テクノロジーや視覚表現も取り入れた総合的な創作ができることが特徴です!
カリキュラムの内容はCycling ’74 Max(プログラミングソフト)を用いた音楽プログラミング、ライブエレクトロニクス、メディアアート、インスタレーション制作、各種プログラミング、録音およびコンサートPAなどの音響、器楽作品の作曲と分析、DTMによるポピュラー音楽制作やアニメーション制作、視覚デザインなど、多岐にわたります。
また、大学の成果展では企画から運営、当日の舞台照明や音響も学生が行うようで、実践も交えて学べるところが魅力的ですね!
卒業生には長谷川白紙さん、Tomgggさんといった大活躍中のアーティストの方や、チームラボで活躍されている方もいるようです!(なんとTomgggさんは実際にこの専修の授業も担当されています!)
2. 入試方式
国立音大HPで公開されている募集要項をもとに、入試方式の種類と入試科目の概要を掲載します!
※詳細や最新の情報は、必ず正式な募集要項にてご自身でご確認ください。
総合型選抜
《入試時期》
総合型B日程:11月 (※A・C日程での募集はありません。)
《試験科目》
①楽典
* 8月と12月に実施される「くにおん楽典検定」に合格した方は当日の受験が免除されます。
通算4回行われるので、受験される方はこちらの検定を受けておくことをおすすめします!
②口述試験
* 口述試験で聞かれる内容に関しては以下の2つです。
a.以下の二つから一方を選択
・演奏および作品解説:当日は演奏(3分)と、それに関する解説(7分)。※時間は目安
・作品または企画書提出、および提出物に関するプレゼンテーション :音楽や音を中心に用いた 5 分以内のオリジナル作品もしくは企画書を出願時に提出。当日は提出物のプレゼンテーション(10分)を行います。
b.志望理由を含む入学後の学修計画書の内容に関して
一般入試
《入試時期》
A日程:1~2月 / B日程:3月
《試験科目》
①楽典
* 8月と12月に実施される「くにおん楽典検定」に合格した方は当日の受験が免除されます。
通算4回行われるので、受験される方はこちらの検定を受けておくことをおすすめします!
②口述試験
口述試験で聞かれる内容に関しては以下の3つです。
a.あらかじめ指定する書物の内容に関して:大学Web サイトでいくつか課題図書が指定されるので、それを事前に読み、面接では内容に関する質問に答えます。
b.以下の二つから一方を選択(総合型と同じです)
・演奏および作品解説
・作品または企画書提出,および提出物に関するプレゼンテーション
c.志望理由を含む入学後の学修計画書の内容に関して
③外国語、及び任意の1科目:大学入学共通テストの成績利用が必須です。
第一志望なら総合型選抜で!
第一志望校として受験する場合は、総合型選抜での受験を強くおすすめします!
私立音大では以前から、夏・秋に実施される総合型選抜やAO入試で、合格者の大半を決定する傾向が強く見られます。そのため、一般入試になると試験科目が増えて内容も難しくなるうえ、東京藝大受験生が併願することもあり難易度や倍率も高くなりがちです。
実際に2025年度入試では、総合型選抜と比べて一般入試の倍率が約2倍近くまで上がっており、合格のハードルは一気に高くなっています!
早い時期の入試方式で受験することで、単純にチャレンジできる機会が増えるというメリットもあります。この専攻を第一志望と決めているのであれば、その時点で入試準備に不安があったとしても、できるだけ早い日程の入試に挑戦することをおすすめします。仮に最初は思うような結果にならなかったとしても、再び挑戦する姿勢や、入試期間を通して成長していく過程を評価してくれる音大も多いです。
3. 入試の特徴・何が見られるのか
このコースの入試の最大の特徴は、専攻実技試験が課されない点です。ピアノやソルフェージュなど、入試の段階で音楽の知識や演奏技術を身につけている必要はありません。
その一方で、実技試験がない代わりに、発想力・思考力・知的好奇心・自主性といった、受験生一人ひとりのポテンシャルや個性が、試験を通して重視されます。音楽デザイン専修のカリキュラムでは音楽に加えて、プログラミングといった最新のテクノロジーやビジュアルデザインまで領域横断的に学ぶため、様々なことを吸収して制作できるような受験生を求めているということでしょう。
また、国立音楽大学というと、幼少期からの音楽経験や豊富な実績が必要というイメージを持たれがちですが、この専修では必ずしもそうではありません。幼少期から音楽経験がなくても、自身のポテンシャルや個性をしっかりとアピールできれば、十分に合格のチャンスがあります!
口述試験では何が見られるのか
前述した入試の特徴を踏まえると、口述試験では具体的に何を見られているのでしょうか?
これまでの指導経験を通した私の見解では、以下の3つです。
1. 入学後・将来やりたいことが具体的にあり、その内容がコースにマッチしているか
2. 学習計画書と口述試験で発表する内容に一貫性があるか
3. 口述試験で発表する内容にしっかりとしたテーマ性・コンセプトがあるか
まず、1に関して。
前述したように、音楽デザイン専修は様々な分野の技術を幅広く学び、広義の「音楽家」を育成することを目指したコースです。新たな表現を模索したり、音や音楽を軸とした芸術表現を追求したりするなど、芸術的な作品作りの風潮があります。そのため、DTMやPAなど、特定の分野の技術を高める専門学校のようなイメージを持っていると、「思っていた内容と違う」と感じてしまうかもしれません…。実際に入試でも、そのようなイメージのまま受験した場合、残念な結果になってしまう傾向があります。また、音楽デザイン専修では幅広い分野を学べるからこそ、入試の段階で「入学後・将来に何をしたいのか」が具体的に定まっている受験生が求められます。幅広く学べる自由な環境だからこそ、自分なりの活動方針を明確にしておくことが重要です!
次に、2に関して。
学修計画書とは、出願時に提出する志望理由書のようなものですが、学修計画書提出の時点からすでに口述試験は始まっていると言っても過言ではありません!ここに書いた「入学後にやりたいこと」と、口述試験で発表する内容に一貫性がないと、受験生自身のテーマや活動方針が面接時にうまく伝わりまません。学修計画書と口述試験は、セットで見られている意識を持つことが大切です!
最後に、3に関して。
音楽デザイン専修における作品制作は、芸術としての側面が比較的強いため、テーマやコンセプトが非常に重要になります。ただ「好きだからなんとなく作った」「技術をアピールしたかった」というだけではなく、なぜそれをしたのか、どういうコンセプトで作ったのか、どんな工夫をしたのかを、言葉で説明できることが求められます。作品そのものだけでなく、その背景にある思考や意図まで含めて評価されるという意識を持って準備する必要があります!
4. 音楽デザイン専修の入試対策方法
ここまで、音楽デザイン専修の入試では学修計画書と口述試験が最も重要であるということ、またそれらを通して受験生のポテンシャルと、入学後の方針が見られているということをお伝えしました。では実際にどのように入試対策をすれば良いのか、具体的なお話をしたいと思います。
前提として、必要な入試対策や期間は人によって様々です。しかし、学修計画書から作品まで一貫性を持って取り組むことを考えると、半年以上の期間があると安心です。
音楽デザイン専修では、入学時点での実力はあまり重視されていないため、作品ではなく企画書のみを提出することも可能です。とはいえ、自主性が重んじられる専修である以上、作品制作の経験が少なく自信がなかったとしても、何らかの試作品を作ってみることをおすすめします。
そのことを踏まえて、受験まで時間に余裕がある方は、高2春など、早めの時期からDTMレッスンを定期的に受けることをおすすめしています。また、提出する作品の形態によってはCycling ’74 Maxや、TouchDesigner、Processingなどのプログラミング、動画編集などにも挑戦してみるとよいでしょう。
以下、私が実際に受験指導でも行っている、 具体的な入試対策のステップを公開します!
音楽デザイン専修に受かるための具体的な対策ステップ
①大学・専修について詳しくなる
②自分が入学後にやりたいことを具体的に考え、内容がコースと合っているのかを確認する
③学修計画書に書く自分が入学後にやりたいことや、取り組みたいテーマについて決める
④学修計画書を作成し、音楽デザイン専修について詳しい人に何度も添削してもらう
⑤学修計画書の内容を考慮しつつ、演奏曲を決める/作品・企画書を制作する
⑥想定質問を考え、簡潔に分かりやすく自分の考えを伝えられるように何度も面接練習をする
当塾では、自分のやりたいこと・テーマを決めるところから、音楽デザイン専修に受かるための作品作り、学修計画書や作品の添削、面接対策まで、生徒一人ひとりに合わせた全科目の指導が可能です!
5. オンラインレッスンで入試対策!音大受験アカデミー
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音大受験アカデミーでは、オンラインのマンツーマンレッスンで、入試に必要な全ての科目の対策が可能です。これまで音大のコンピュータ音楽系専攻の指導を5年以上続けてきたノウハウには、日本一の自信があります!
無料面談や体験レッスンも実施しておりますので、ぜひお気軽にこちらからお申し込みください♪
また、「音楽デザイン専修でどんなことが学べるのか、もっと詳しく聞きたい」「まだ志望校が決められていないので似ている他の大学・コースについても教えてほしい」という方向けに、有料の初回相談会(60分5,500円)も実施しております♪
【レッスンのご案内】
・1コマ60分のオンラインレッスン(ZoomまたはGoogleMeetを使用)
・月4回の場合:月謝22,000円
執筆:道城翔映(音大受験アカデミー講師) 監修:矢野葵(音大受験アカデミー代表)
