みなさんこんにちは!音大受験アカデミー講師の道城翔映です。
この記事では、ジャズやポップスの演奏を学ぶことができる大学・コースについてご紹介します!
最後には入試についても触れていますので、「音大入試というとピアノや聴音が必要で、難しいイメージがある…」という人こそぜひ読んでみてください。
1. はじめに
音楽大学で楽器演奏を学ぶというとクラシックだけのイメージがありませんか…?
実は、近年はジャズやポップスの演奏を学べる音大も増えてきています!
そこではピアノ、ギター、ベース、ドラムだけではなく、サックス、トロンボーン、フルートといった管楽器でもクラシック以外のジャンルの演奏を学ぶことができます。
また、 演奏だけでは将来が不安…という方に向けた作編曲やビジネスといった授業も充実しているのが特徴です。
今から紹介するコースの在学生・卒業生の中にはMrs.GreenAppleなど大物ミュージシャンのバンドメンバーとして活躍されている方も沢山います。
趣味ではなく、大学でもジャズやポピュラー音楽の演奏を学んで、ミュージシャンとして活躍していきたいという思いのある方は音楽大学への進学を視野に入れてみるのもありかもしれません!
2. ジャズが学べる音楽大学・コース
それでは早速、音楽大学・コースについてと、入試の概要についてご紹介します。
※ あくまでも、募集要項や筆者の知識、周囲からの情報をもとに記載しています。最新の詳細情報は学科のHPや入試サイトなどをご確認ください。
国立音楽大学 演奏・創作学科 ジャズ専修
ジャズを学べる大学といえばここ!
池田篤さんなど海外でもご活躍されてきたミュージシャンの方に教わることができます。
また、学内にGemstones Jazz Orchestraや YAMANO BIG BAND JAZZ CONTES(以下、山野)で何度も最優秀賞を受賞したNewtide Jazz Orchestraといった強豪ビッグバンドがあり、アンサンブルの機会も充実しています。作曲専修の授業を履修することも可能なので、演奏だけではなく作編曲も学ぶことができるのが特徴です。
《入試時期》
総合型A日程:9月、B日程:11月、C日程:12月
一般選抜A日程:1〜2月、B日程:3月
《試験科目》
・書類提出(志望理由を含む入学後の学修計画書、これまでの音楽を含む学びや活動の報告書)
・演奏実技:音階、課題曲、面接(楽器によってコードやリップスラーの基礎演奏が追加されます)
・楽典
〈一般選抜の場合は以下も追加〉
・新曲視唱
・外国語、及び任意の1科目(A日程では大学入学共通テストの成績利用が必須です。)
8月と12月に実施される「くにおん楽典検定」に合格した方は入試の楽典試験が免除されます。通算4回行われるので、受験される方はこちらの検定を受けておくことをおすすめします!
昭和音楽大学 ジャズコース
こちらもジャズを学べる大学として人気です!エリックミヤシロさんや本田雅人さんといった、最前線で活躍する有名ジャズミュージシャンに教わる機会があるそうです。
また、インタビューやビジネスの授業も充実しており、演奏技術だけではなくミュージシャンとして業界で活躍するための術も学べるのが特徴です!
Lily Jazz Orchestraという学内ビッグバンドがあり、山野で歴代女性初の最優秀ソリスト賞を受賞された方もこちらのコースをご卒業されています。
《入試時期》
総合型第1回:9月、第2回:10月、第3回:11~12月、第4回:2月、第5回:2~3月
一般選抜:1〜2月
《試験科目》
・書類提出(入学希望理由書)
・主科実技課題:課題曲(ヴォーカルを除く)、自由曲(アドリブを含む)、スケール課題(管楽器のみ)、基礎打ち(ドラムのみ)、反復歌唱(ヴォーカルのみ)
・主科面接:主科に対する試問(出願書類に関する内容を含む)
〈一般選抜の場合は以下も追加〉
・一般科目試験(1か2のいずれかを選択:1.英語、国語、小論文の中から1科目を選択 / 2.大学入学共通テスト1科目の成績を利用する)
洗足音楽大学 ジャズ/ジャズ&アメリカンミュージック”JAM”コース
ピアノの青柳誠さんやトランペットの市原ひかりさんなどTVや有名ミュージシャンのバンドメンバーとして活躍されている先生方から教わることができます!
RADWIMPSのベース武田祐介さんやサックス奏者の平原綾香さんなど、ジャズシーン以外でも幅広く活躍されている卒業生の方が沢山います。
学内にしわしわ~ずというビッグバンドもあり、海外大学との交流もあるそうです!
《入試時期》
総合型第1回:9月、第2回:9~10月、第3回:11月、第4回:12月、第5回:1~2月
一般選抜A日程:1~2月、B日程:2~3月
《試験科目》
・書類提出(入学希望理由書)
・楽器別専門実技:課題曲(ヴォーカルを除く、アドリブを含む)、自由曲
・面接
・楽典
大阪音楽大学 ジャズ専攻
西日本でジャズを学べる大学と言えばここ!
石井彰さんや広瀬未来さんなど、現役で活躍されている実力派ジャズミュージシャンの方々に教わることができます。1950~70年代のベーシックなジャズを手本としつつ、ラテンやフュージョンも学ぶことができるそうです。
短期大学もあり、2年制のジャズ・コースを選択することもできます。
《入試時期》
総合型:10月
一般選抜:2月
後期総合型選抜:3月
《試験科目》
・書類提出(自己PRシート、調査書)
・面接
・小論文
・専門課題(口述試問を含む) ※8月実施の進学実技適性テストに合格した場合は免除:スケールとアルペジオ、課題曲(アドリブを含む)
〈一般選抜の場合は以下も追加〉
・国語、英語(英検2級以上は免除)
・音楽基礎科目(音楽基礎科目認定テストにおいて認定を取得した科目)
大阪芸術大学 ポピュラー音楽コース
ポピュラー音楽コースという名前になっていますが、熱帯Jazz楽団のパーカッショニストのカルロス菅野さん、ジャズヴォーカリストのギラ・ジルカさん、サックス奏者のMALTAさんなど、ジャズで活躍されている方が多く在職されており、教わることができます!
ジャズの他にもポップス・ロックの演奏、作編曲やプロデュースなど、大衆音楽に関して幅広く学ぶことができるのが特徴です。
《入試時期》
総合型1期:9月、2期:10月
一般選抜1期:11月、2期:1~2月
大学入学共通テスト利用選抜1期:1~2月、2期:3月
《試験科目》
総合型
・模擬授業(試験):2日間かけて行われる模擬授業での内容を総合的に判断し、出願を許可された方は合格となります。
一般選抜
・実技または楽典
名古屋音楽大学 ジャズ・ポピュラーコース
名古屋にもジャズを学ぶことができる大学があります!現役ジャズプレイヤーの方々から演奏を教わることができます。
アンサンブルの機会が充実しているカリキュラムが魅力の一つです。
《入試時期》
総合型第1回:9~10月、第2回:10~11月、第3回:11~12月、第4回:12~1月
一般選抜1次:1月、2次:3月
《試験科目》
・実技試験:任意の1曲、もしくは指定曲のどちらかを演奏する
・面接
〈一般選抜の場合は以下も追加〉* 下記の中から自由に選択
・音楽理論
・ソルフェージュ
・副科実技
桜美林大学 音楽専修
こちらの大学ではジャズ・ポップスの演奏はもちろん、クラシックやコンピューター音楽、ミュージカルなどの音楽と身体表現など、専攻がコースで区切られておらず幅広く学ぶことができるのが特徴です!
《入試時期》
総合型第1回:9月、第2回:10~11月、第3回:11~12月、第4回:2月
一般選抜1次:1月、2次:3月
《試験科目》
1次審査
・書類審査…経歴書、自己PRシート、活動報告書などを提出
2次審査
・実技型(第1,2回のみ)…演奏動画提出もしくは自作曲提出、面接
・小論文型…小論文の提出、面接
3. ポップス、ロックが学べる音楽大学・コース
ジャズだけではなく、ポップスやロックなど幅広く大衆音楽の演奏を学びたい!という方におすすめのコースをご紹介します!
昭和音楽大学 ポップ&ロックミュージックコース
ジャズコースと同じく、インタビューやビジネスの授業も充実しており、演奏技術だけではなくミュージシャンとして業界で活躍するための術も学べるのが特徴です。
在学中からサポートミュージシャンとして機会を掴み、経験を積んでいっている方が多い印象です。
《試験科目》
・書類提出(入学希望理由書)
・主科実技課題:楽器別課題、自由曲
・主科面接:主科に対する試問(出願書類に関する内容を含む)
〈一般選抜の場合は以下も追加〉
・一般科目試験(1か2のいずれかを選択)
1.英語、国語、小論文の中から1科目を選択
2.大学入学共通テストの成績を利用する(1科目を選択)
洗足音楽大学 ロック&ポップス コース
有名アーティストのバンドメンバーとして活躍されている先生方からポップス・ロックにおける高い演奏技術力を教わることができます。
大人気バンド・マカロニえんぴつのメンバーの方はこのコースを卒業されています!
《入試時期》
総合型第1回:9月、第2回:9~10月、第3回:11月、第4回:12月、第5回:1~2月
一般選抜A日程:1~2月、B日程:2~3月
《試験科目》
・書類提出(入学希望理由書)
・面接
・楽典
・聴音…旋律聴音、リズム聴音、コード(タイプ)聴音
専門実技
・ヴォーカル:自由曲2曲、ギター・ベース・キーボード:伴奏課題、自由曲1曲
・ドラム・パーカッション:基礎打ち、自由曲1曲
・シンガーソングライター:オリジナル曲を含む自由曲2曲
尚美学園大学 芸術情報学部 芸術表現学科
2026年度から音楽表現学科と音楽応用学科、舞台表現学科が合併し、芸術表現学科が開設されるそうです!演奏、作編曲、ビジネスなどをより領域横断的に音楽を学べる学科へとなりました!
《入試時期》
総合型Ⅰ期:9月、Ⅱ期:9~10月、Ⅲ期:10~11月、Ⅳ期:11~12月、Ⅴ期:1~2月
一般選抜A日程:1月、B日程:2月、C日程:2~3月
《試験科目》
総合型
・自己適正型:書類選考(志願書、活動報告書)、自己適正記入シート・記述シート体験記、面接
・芸術分野特化型(いずれかを選択)
①書類選考(志願書、活動報告書)、自己PR(演奏パフォーマンスor作品提出or活動実績)、面接
②書類選考(志願書、活動報告書)、体験授業、体験授業ノート提出、面接
一般選抜
・書類選考(志願書、活動報告書)
・小論文
大阪音楽大学 ポピュラーエンターテインメント専攻
ポピュラー音楽における演奏の他、プロデュースや楽曲アレンジも学ぶことができます!
専攻内にヴォーカルパフォーマンスコースがあり、歌手・シンガーソングライターを目指したいという方にもおすすめです。こちらも2年制の短期大学があります。
《入試時期》
総合型:10月
一般選抜:2月
後期総合型選抜:3月
《試験科目》
・書類提出(自己PRシート、調査書)
・面接
・小論文
・専門課題(口述試問を含む)※8月実施の進学実技適性テストに合格した場合は免除
〈一般選抜の場合は以下も追加〉
・国語、英語(英検2級以上は免除)
いかがでしょうか?意外とたくさんの音大で、クラシック以外のジャズやポップスの演奏を学ぶことができるコースがありますよね。
気になるところがあったら、ぜひコースの公式サイトなどをチェックしてみてくださいね♪
4. 入試について
音楽大学の試験というとピアノや聴音が必須でハードルが高いイメージがあるかもしれません。
今回紹介したコースのほとんどはそれらの試験がないのが特徴です!
なのでピアノは習ったことがない…という方でも、音大で自分の演奏力を磨くことができます!
しかし、これらの大学の多くに共通するのが演奏実技の他に、楽典と呼ばれる試験があることです。
楽典とは楽譜を読んだり書いたりするために必要な基礎理論のことで、音符休符やリズムはもちろん、音程や音階、調や和音の理論を勉強する必要があります。
コース・専攻によっては、これに加えて、志望理由書や面接、ジャズポピュラー音楽理論といった試験が課されます。
ハードルが高いように感じられますが、これらの科目はしっかり対策すれば確実に力がつくものです!
5. 音大受験アカデミーのオンラインレッスンご紹介
オンラインの音大受験予備校「音大受験アカデミー」なら、志望校に必要な入試科目を気軽に対策できます♪
基本的には専攻実技試験以外の全ての科目の対策が可能です。完全オンラインレッスンなので、地方在住・海外在住の受験生も受講できます。
〈レッスン科目〉
楽典、ジャズ・ポピュラー理論、聴音、ソルフェージュ、和声(作曲理論)、面接、小論文、志望理由書、プレゼンテーション、国語、英語、など
〈レッスン案内〉
・1コマ60分のオンライン個人レッスン(zoomまたはgooglemeetを使用)
・月4回レッスンの場合、月謝22,000円
無料体験レッスンは随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせフォームよりお申し込みください♪
記事執筆:道城翔映 監修:矢野葵
